2014年11月13日
第3回ママのための防災講座 開催報告②
10/30(木)に行われた「第3回ママのための防災講座」開催報告その2です。
前半では発災後に起こりうる状況を考え、その時に何が必要になるのか?を各グループで考えました。前回のブログに引き続き、皆さんから出た意見で「おっ!」というものはこちら。
『塩(天日塩)』
下痢の後、発熱の後も水と塩があれば体調が整う。熱中症対策にも使える。
『整腸剤』
下痢は止めるより、出したり腸を整えたりする方が良い。
『ゴーグル』
避難の際に粉塵から目を守る為。災害時のホコリって侮れないようです。講師の高良さんも災害ボランティアの現場で作業用のゴーグルを着けることがあるようですが、これは横から土埃が入ってしまうそう。目を守るなら水泳用のゴーグルは完璧かも、と感想をいただきました。なかなか準備している人もいないでしょうし、見た目が斬新ですが・・・災害時に見た目の事なんて言ってられませんしね。

【3】話合いで出たグッズの中で自分が必要と思う物を書き出し、いつまでに準備するか決める。いろいろな出た意見の中で、最終的に必要か必要でないかは自分で判断してもらうのがこの講座の趣旨でした。
【4】高良さんのママバッグ公開
高良さんが普段持ち歩いているママバッグの中身を教えていただきました。
・ファーストエイド(絆創膏、マスクなど)
・万能ナイフ
・ホイッスル
・ライト・・・等々
軽く、無駄なくの工夫がされたグッズの数々。とても参考になりました!
高良さんより最後に「貸して下さい」「助けて下さい」が言えるママになって下さいとのお話がありました。「どんなに対策をしていても、現実的に子どもを連れての移動(避難)は簡単なことではありません。向かう先が同じ人がいたら、遠慮せずに荷物を持ってもらえないか声をかけてみましょう。また災害が起こってみて、足りない物がでてくるのはしょうがないことです。どうしても必要なものがある時は、他人に助けてもらう図太さも必要です。」とのこと。
私、激しく納得。「みんなが大変なんだし・・・お願いなんてできない」と考えてました。でもみんな大変だからこそ、助け合える自分でいたい!自分も誰かに対してできる事はすすんで行い、助けて欲しいことはきちんと声にできるママになろう!そう思いました。
講義はここまで。終わった後には、tasukiスタッフのバッグ(主に車に置いておくママバッグの予備的バッグ)も公開しました。小学生や幼稚園児のいるスタッフは子どもに背負ってもらうリュックを用意してあったり。少しは参考になったでしょうか・・?


今回のお土産は、亀田製菓(株)様より「ハイハイン」「ハイハインタッチ」を、興和(株)様より「マスク」(大人用、子ども用)を、Hawaiiann Relaxation LEHUA様より「アロマオイル」を提供していただきました。ありがとうございます!いずれもバッグに入れておけば災害時に役立つ物です。(アロマオイルはリラックス効果はもちろん、火傷や外傷に使えるそうです)ご協力ありがとうございました。
さて、次回第4回講座は来年開催予定です。
テーマは・・・スタッフのやってみたい事が色々ありすぎて・・・協議中です(^_^;)今回は告知が遅くなってしまい、都合がつかなかったというお声もありましたので、第4回は早め早めに動きます!次回もよろしくお願いします。
(うちだ)
前半では発災後に起こりうる状況を考え、その時に何が必要になるのか?を各グループで考えました。前回のブログに引き続き、皆さんから出た意見で「おっ!」というものはこちら。
『塩(天日塩)』
下痢の後、発熱の後も水と塩があれば体調が整う。熱中症対策にも使える。
『整腸剤』
下痢は止めるより、出したり腸を整えたりする方が良い。
『ゴーグル』
避難の際に粉塵から目を守る為。災害時のホコリって侮れないようです。講師の高良さんも災害ボランティアの現場で作業用のゴーグルを着けることがあるようですが、これは横から土埃が入ってしまうそう。目を守るなら水泳用のゴーグルは完璧かも、と感想をいただきました。なかなか準備している人もいないでしょうし、見た目が斬新ですが・・・災害時に見た目の事なんて言ってられませんしね。

【3】話合いで出たグッズの中で自分が必要と思う物を書き出し、いつまでに準備するか決める。いろいろな出た意見の中で、最終的に必要か必要でないかは自分で判断してもらうのがこの講座の趣旨でした。
【4】高良さんのママバッグ公開
高良さんが普段持ち歩いているママバッグの中身を教えていただきました。
・ファーストエイド(絆創膏、マスクなど)
・万能ナイフ
・ホイッスル
・ライト・・・等々
軽く、無駄なくの工夫がされたグッズの数々。とても参考になりました!
高良さんより最後に「貸して下さい」「助けて下さい」が言えるママになって下さいとのお話がありました。「どんなに対策をしていても、現実的に子どもを連れての移動(避難)は簡単なことではありません。向かう先が同じ人がいたら、遠慮せずに荷物を持ってもらえないか声をかけてみましょう。また災害が起こってみて、足りない物がでてくるのはしょうがないことです。どうしても必要なものがある時は、他人に助けてもらう図太さも必要です。」とのこと。
私、激しく納得。「みんなが大変なんだし・・・お願いなんてできない」と考えてました。でもみんな大変だからこそ、助け合える自分でいたい!自分も誰かに対してできる事はすすんで行い、助けて欲しいことはきちんと声にできるママになろう!そう思いました。
講義はここまで。終わった後には、tasukiスタッフのバッグ(主に車に置いておくママバッグの予備的バッグ)も公開しました。小学生や幼稚園児のいるスタッフは子どもに背負ってもらうリュックを用意してあったり。少しは参考になったでしょうか・・?


今回のお土産は、亀田製菓(株)様より「ハイハイン」「ハイハインタッチ」を、興和(株)様より「マスク」(大人用、子ども用)を、Hawaiiann Relaxation LEHUA様より「アロマオイル」を提供していただきました。ありがとうございます!いずれもバッグに入れておけば災害時に役立つ物です。(アロマオイルはリラックス効果はもちろん、火傷や外傷に使えるそうです)ご協力ありがとうございました。
さて、次回第4回講座は来年開催予定です。
テーマは・・・スタッフのやってみたい事が色々ありすぎて・・・協議中です(^_^;)今回は告知が遅くなってしまい、都合がつかなかったというお声もありましたので、第4回は早め早めに動きます!次回もよろしくお願いします。
(うちだ)
2014年11月02日
第3回ママのための防災講座 開催報告①
10/30(木)に『第3回ママのための防災講座』を開催しました!
1回目のテーマは『子どもを守る部屋づくり』、2回目は『無理なくできる!日ごろからの備蓄』でした。そして今回は『ママバッグを防災仕様に』。普段持ち歩くママバッグに+αすることで、防災力をアップさせよう!というテーマでした。
今回も講師は沼津市災害ボランティアコーディネーター協会災害対策委員会の高良綾乃さん。(無駄なく、分かりやすくお話して下さり、スタッフも頼りっぱなしです。ありがとうございました!)
講座は高良さんの講義からスタートです。
『発災後、どんなことが起きるのか?』を具体的にイメージできるようにお話いただきました。災害に対応するためのグッズにばかり目がいきがちですが、必要なものは人それぞれ。状況を把握して、その時に必要な物は何かを考えるためです。
◆屋内◆物の落下、倒壊、停電、火災、煙、ホコリ、閉じ込められ
◆屋外◆物の落下、雨風、物の倒壊、交通事故、交通マヒ、液状化、川の氾濫、津波、迷子
◆その他◆暑い、寒い、暗い、空腹、ケガ、情報混乱、不安、子どもが泣く、犯罪、トイレ
私個人的にですが、「迷子」は初耳でした。混乱を避けたり、津波から逃げているうちに道が分からなくなってしまうこともあるそう。なるほど~でした。

続いて、実際に発災後に必要になるものは何なのか、受講者の皆さんに考えて頂くワークに入ります。
【1】
決められた事は1,今、震度6強の地震が発生(会場である沼津市門池で被災)
2,24時間以内に自宅避難を目指す
3,乳幼児のママの立場で
4、自宅が津波、土砂崩れの恐れがなく、1982年以降の建物
これらの条件のもと、必要になる物を書き出す。
考え易いように、①頭や呼吸を守るもの②暑さ、寒さ対策③飲食品④衛生用品⑤情報収集⑥その他のカテゴリーに分けて考えます。
マスク、タオル、防災頭巾、毛布、お菓子、水、絆創膏、スマホ充電器、などなど・・・皆さん悩みながらもいろいろな意見を出して下さいました。

【2】
各グループ内で出た意見について話し合う。
『下痢止め薬』と意見が出たグループでは、医療関係に従事していたママさんから「止めずに出してしまう方が、身体にとっては良いので、下痢止め薬を用意するより、簡易トイレ等の対策をしっかりした方がいいのでは」なんて意見も!
スタッフで事前に話し合った時にはこの薬、大絶賛だったんですよね・・。トイレ事情が良くない災害時、できればトイレの回数を減らせたらなんて思ってました。でもこのような考え方もあるんですね~。ここでもなるほど~。
ちなみに、どちらが正解でどちらが間違ってるとかないんですよ。どちらも正解。必要なものは人それぞれですから。
これがこの講座の一番の目的。渡されたリストを基にバッグの中身を準備したとしても、全部揃えるとすっごく重いんです。中にはあれば便利だけど、あまり使わないかもという物も。それなら本当に必要な物だけを確実に持っていた方が現実的ですし、準備もし易いですよね。
皆さんで和気あいあい、時々子どもをあやしながら話合いは続きます。
続きは『開催報告②』へ。
(うちだ)
1回目のテーマは『子どもを守る部屋づくり』、2回目は『無理なくできる!日ごろからの備蓄』でした。そして今回は『ママバッグを防災仕様に』。普段持ち歩くママバッグに+αすることで、防災力をアップさせよう!というテーマでした。
今回も講師は沼津市災害ボランティアコーディネーター協会災害対策委員会の高良綾乃さん。(無駄なく、分かりやすくお話して下さり、スタッフも頼りっぱなしです。ありがとうございました!)
講座は高良さんの講義からスタートです。
『発災後、どんなことが起きるのか?』を具体的にイメージできるようにお話いただきました。災害に対応するためのグッズにばかり目がいきがちですが、必要なものは人それぞれ。状況を把握して、その時に必要な物は何かを考えるためです。
◆屋内◆物の落下、倒壊、停電、火災、煙、ホコリ、閉じ込められ
◆屋外◆物の落下、雨風、物の倒壊、交通事故、交通マヒ、液状化、川の氾濫、津波、迷子
◆その他◆暑い、寒い、暗い、空腹、ケガ、情報混乱、不安、子どもが泣く、犯罪、トイレ
私個人的にですが、「迷子」は初耳でした。混乱を避けたり、津波から逃げているうちに道が分からなくなってしまうこともあるそう。なるほど~でした。

続いて、実際に発災後に必要になるものは何なのか、受講者の皆さんに考えて頂くワークに入ります。
【1】
決められた事は1,今、震度6強の地震が発生(会場である沼津市門池で被災)
2,24時間以内に自宅避難を目指す
3,乳幼児のママの立場で
4、自宅が津波、土砂崩れの恐れがなく、1982年以降の建物
これらの条件のもと、必要になる物を書き出す。
考え易いように、①頭や呼吸を守るもの②暑さ、寒さ対策③飲食品④衛生用品⑤情報収集⑥その他のカテゴリーに分けて考えます。
マスク、タオル、防災頭巾、毛布、お菓子、水、絆創膏、スマホ充電器、などなど・・・皆さん悩みながらもいろいろな意見を出して下さいました。

【2】
各グループ内で出た意見について話し合う。
『下痢止め薬』と意見が出たグループでは、医療関係に従事していたママさんから「止めずに出してしまう方が、身体にとっては良いので、下痢止め薬を用意するより、簡易トイレ等の対策をしっかりした方がいいのでは」なんて意見も!
スタッフで事前に話し合った時にはこの薬、大絶賛だったんですよね・・。トイレ事情が良くない災害時、できればトイレの回数を減らせたらなんて思ってました。でもこのような考え方もあるんですね~。ここでもなるほど~。
ちなみに、どちらが正解でどちらが間違ってるとかないんですよ。どちらも正解。必要なものは人それぞれですから。
これがこの講座の一番の目的。渡されたリストを基にバッグの中身を準備したとしても、全部揃えるとすっごく重いんです。中にはあれば便利だけど、あまり使わないかもという物も。それなら本当に必要な物だけを確実に持っていた方が現実的ですし、準備もし易いですよね。
皆さんで和気あいあい、時々子どもをあやしながら話合いは続きます。
続きは『開催報告②』へ。
(うちだ)