2015年10月08日
第2回ママのための防災講座 開催報告②
第2回講座の後半、調理実習編のレポートです。
9月30日に開催した防災講座のテーマは「備蓄」
後半はその備蓄物を活用しての『サバイバルご飯』の調理実習です。
災害が起きてからは、避難・家族との連絡・情報収集といわれる初動にかなりの時間をとられ、食事を作る気持ちにもなれない。そんな状況の中でも家族の食事をどう作るか?限られた水や材料、道具でどのような食事が作れるのか?を体験してもらいました。(発災翌日の昼~夜以降の食事をイメージして)
【調理実習メニュー~カセットコンロを使って~】
①鍋でご飯を炊こう!

②ハイゼックス炊飯袋を使ってカレーを作ろう!

当日は、4つの班に別れてもらって実習をスタートしました。!テープルに置かれた材料と2リットルの水で調理~片付けまでを完了するというミッションです。
ポイントは2リットルしかない水。水を大切に、一滴もこぼすまいと皆さん工夫して調理されていました。

そして、今回は保温調理にも挑戦してみました。
使用したのは、防災用品として備蓄されている方も多いと思われる「アルミ温熱シート」それから「バスタオル」と「新聞紙」。
ハイゼックス炊飯袋は沸騰した鍋で30分グツグツ煮ないといけない…。
でも、災害時、ガス缶の消費はなるべく抑えたい。ではそのために、何ができるか…。
そこで、家にある道具で保温調理をすることで、ガス缶の消費をおさえてみよう!という発想をご紹介し、実践してみたのでした。


通常は沸騰して30分火にかけていないといけないところ、新聞紙・バスタオル・温熱シートにくるんで保温調理をすることで、鍋に火をかけている時間を大幅に短縮できるのです!この日は10分程度の加熱→20分の保温調理にしてみました。
じわじわーっと具に火が通るからか、これがまた、美味しい!
皆さん、ほぉーっ!こういうやり方があるのねーっ!と反応していただきました。
【参加者の皆さんから出た工夫】
・お米のとぐ時に、ざるを使わずビニールを使用。(水の節約)
・野菜は洗わないで使用。(水の節約)
・野菜を薄く、小さくカットして火の通りをよくする。(ガスの節約)

・缶詰(カレーにツナ缶を使用)の空き缶をカップがわりにして、ツナの残りかすを洗い流しながら、袋に入れた。(水の節約)
・しゃもじ、お皿にラップ(更に新聞紙をしいた班も)をして洗い物を減らす(水の節約)
・お皿の汚れは新聞紙でふきとってから洗う(水の節約)
などなど。
スタッフは簡単なレシピの説明をしただけで、手順や使用する器具などは受講者の皆さんで話し合って決めてもらいました。
その結果、どの班も与えられた2リットルの水を余して、調理~片付けまでを完了させていました。
素晴らしい!!
(普段からこんな風に意識して台所仕事をしていたら、相っ当な節約になりますよね( *´艸`))
【試食~各班で出た工夫を全員で共有】

【お土産】
・「ハッピーターン」「ハイハインタッチ」(亀田製菓様よりご提供)
・「猫袋(ハイゼックス炊飯袋)」(レスキューハット瀬戸内様よりご提供)
その他、当日使用した材料も一部ご提供いただきました。
・「野菜・お米」(many smile marketよりご提供)
今回の調理実習、講座に参加して終わりでなく、自宅に帰ってからの発想の引き出しに加えてもらえたら…、と考えて組み立ててみました。
平常時と違って、災害時はライフラインや使えるものが制限されてきます。心理的なストレスもある中で、いかに平常時に近いご飯を家族に提供してホッとできるひとときを持つことができるか…それはママの腕の見せ所かもしれません。講座で経験したり、おうちでも訓練してみることで、「あの時、こんなことして工夫できたな。」「こんなことしたら上手くいくかもしれない。」そんな前向きな発想のきっかけになれたら嬉しいです。tasukiでは『自分と自分の家族を自ら守る、地震に強いママを増やす』ためにこれからも防災についての活動を継続していきます!
『第3回ママのための防災講座』は12月初旬の開催予定!!
テーマは『ママバックを防災仕様に!』とし、防災バックの中身を検証していきます。詳細は11月に入ったらブログとFacebookでお知らせします!
(もみじ)
9月30日に開催した防災講座のテーマは「備蓄」
後半はその備蓄物を活用しての『サバイバルご飯』の調理実習です。
災害が起きてからは、避難・家族との連絡・情報収集といわれる初動にかなりの時間をとられ、食事を作る気持ちにもなれない。そんな状況の中でも家族の食事をどう作るか?限られた水や材料、道具でどのような食事が作れるのか?を体験してもらいました。(発災翌日の昼~夜以降の食事をイメージして)
【調理実習メニュー~カセットコンロを使って~】
①鍋でご飯を炊こう!

②ハイゼックス炊飯袋を使ってカレーを作ろう!

当日は、4つの班に別れてもらって実習をスタートしました。!テープルに置かれた材料と2リットルの水で調理~片付けまでを完了するというミッションです。
ポイントは2リットルしかない水。水を大切に、一滴もこぼすまいと皆さん工夫して調理されていました。

そして、今回は保温調理にも挑戦してみました。
使用したのは、防災用品として備蓄されている方も多いと思われる「アルミ温熱シート」それから「バスタオル」と「新聞紙」。
ハイゼックス炊飯袋は沸騰した鍋で30分グツグツ煮ないといけない…。
でも、災害時、ガス缶の消費はなるべく抑えたい。ではそのために、何ができるか…。
そこで、家にある道具で保温調理をすることで、ガス缶の消費をおさえてみよう!という発想をご紹介し、実践してみたのでした。


通常は沸騰して30分火にかけていないといけないところ、新聞紙・バスタオル・温熱シートにくるんで保温調理をすることで、鍋に火をかけている時間を大幅に短縮できるのです!この日は10分程度の加熱→20分の保温調理にしてみました。
じわじわーっと具に火が通るからか、これがまた、美味しい!
皆さん、ほぉーっ!こういうやり方があるのねーっ!と反応していただきました。
【参加者の皆さんから出た工夫】
・お米のとぐ時に、ざるを使わずビニールを使用。(水の節約)
・野菜は洗わないで使用。(水の節約)
・野菜を薄く、小さくカットして火の通りをよくする。(ガスの節約)

・缶詰(カレーにツナ缶を使用)の空き缶をカップがわりにして、ツナの残りかすを洗い流しながら、袋に入れた。(水の節約)
・しゃもじ、お皿にラップ(更に新聞紙をしいた班も)をして洗い物を減らす(水の節約)
・お皿の汚れは新聞紙でふきとってから洗う(水の節約)
などなど。
スタッフは簡単なレシピの説明をしただけで、手順や使用する器具などは受講者の皆さんで話し合って決めてもらいました。
その結果、どの班も与えられた2リットルの水を余して、調理~片付けまでを完了させていました。
素晴らしい!!
(普段からこんな風に意識して台所仕事をしていたら、相っ当な節約になりますよね( *´艸`))
【試食~各班で出た工夫を全員で共有】

【お土産】
・「ハッピーターン」「ハイハインタッチ」(亀田製菓様よりご提供)
・「猫袋(ハイゼックス炊飯袋)」(レスキューハット瀬戸内様よりご提供)
その他、当日使用した材料も一部ご提供いただきました。
・「野菜・お米」(many smile marketよりご提供)
今回の調理実習、講座に参加して終わりでなく、自宅に帰ってからの発想の引き出しに加えてもらえたら…、と考えて組み立ててみました。
平常時と違って、災害時はライフラインや使えるものが制限されてきます。心理的なストレスもある中で、いかに平常時に近いご飯を家族に提供してホッとできるひとときを持つことができるか…それはママの腕の見せ所かもしれません。講座で経験したり、おうちでも訓練してみることで、「あの時、こんなことして工夫できたな。」「こんなことしたら上手くいくかもしれない。」そんな前向きな発想のきっかけになれたら嬉しいです。tasukiでは『自分と自分の家族を自ら守る、地震に強いママを増やす』ためにこれからも防災についての活動を継続していきます!
『第3回ママのための防災講座』は12月初旬の開催予定!!
テーマは『ママバックを防災仕様に!』とし、防災バックの中身を検証していきます。詳細は11月に入ったらブログとFacebookでお知らせします!
(もみじ)
Posted by tasuki at 22:18│Comments(3)
│主催イベント日記
この記事へのコメント
楽しく読ませていただきました。小村さんと防災ボランティア仲間としてお付き合いしています。私も防災食講座をやりますが、その際参加者に伝えているのは、このような食事は災害のどのようなフェーズで可能なのか、という点です。これは災害対策を考える上でとても大切です。でないと備えをしていたけれど役に立たない、という結果になるからです。食の場合も災害当日、二三日後、一週間経って、で使えるもの、手に入るものが違ってきますが、参加者にそれを伝えないと、こんな講習に参加したからもう災害時も大丈夫、と簡単に一般化されてしまう危険性があります。そんな点を細かく押さえながら、お母さんたちに子どもの命を守る防災をすすめて下さい。
Posted by 宇田川規夫 at 2015年10月13日 23:30
ちょっと読み方が不注意でしたね。ちゃんと冒頭に発災翌日以降をイメージして、と書かれていたのを見落としてのフライング発言でした。さすがに小村さんが褒めるブログですね。人間食べなければ活動できません。子どもがおなかを空かせている姿は絶対見たく有りません。でも東海地方に住む皆さんはそのようになる事態に会う可能性が大、というよりも確実と言えますね。活動が広がる事をお祈りしています。
Posted by 宇田川規夫 at 2015年10月13日 23:38
ちょっと読み方が不注意でしたね。ちゃんと冒頭に発災翌日以降をイメージして、と書かれていたのを見落としてのフライング発言でした。さすがに小村さんが褒めるブログですね。人間食べなければ活動できません。子どもがおなかを空かせている姿は絶対見たく有りません。でも東海地方に住む皆さんはそのようになる事態に会う可能性が大、というよりも確実と言えますね。活動が広がる事をお祈りしています。
Posted by 宇田川規夫 at 2015年10月13日 23:39